京都で優しすぎるお菓子に出会った話。
今日はお休みだったので京都へ。
マダムが京都が大好きなのです。
京都に行ったら行ってみたかった
フランス発のパティスリーメゾンジュヴォー。
こういう海外のお店ってなかなかクオリティ保つの難しいイメージあるんですけど、すごくしっかりブランドを守られてました。
中には日本のマーケットに合わせたのかな?って商品もあるにはありました。
それからランチしてそのあとマダムが行ってみたかった雑貨屋さんに向かう途中車を運転してて遠くに気になるものが見えました。
道路からだとこんな感じです。
左奥。ケーキ屋さんっぽいなと思って名前を見たら名前が「リンデンバウム」と書いてました。
ん、リンデンバウム?絶対聞いたことある名前だな。でもたしか東北のほうのお店だったような、、支店かな?
行ってみよ!って近くの駐車場に停めて行ってみた。
こんな感じ。
あっ、マダムの服はメキシコのブランドでチャリータっていうところのらしいです。
これを着てる時はチャリータさんって呼んでます。あ、すいません笑。
お店の中はこんな感じで、1組入ったらもうお客さん入らないくらい。
中には優しそうなマダムと、こだわり気質そうなシェフが同じくらいの年代のお客さんと楽しそうに話してました。
「うちは年寄り夫婦でやってるんでクッキーとお菓子の3種類しかないお店なんですよー」
ってマダムが教えてくれた。
たしかに種類は少ないんだけど、このクッキー絶対に美味しい、間違いない!って思った。
買ったクッキー。
すっごい美味しかったー!
クッキーというよりもはやガトーショコラっていうくらいチョコレート濃厚で、少ししっとりしてて。もう参りました。って感じの完成度。
後で調べたらこのクッキー大変有名だそうです。
話を聞いてて思わず、「すいません、、オレ菓子屋なんですけどリンデンバウムさんってたしか、、東北のお店ですよね?京都にだされたんですか?」って聞いた。
「あら!そうなんですね! 私たちは仙台でお店ずっとやってたんだけど、あっちのお店閉めて京都に引っ越してきたんですよ!」
と教えてくれた。
東北の地震で、一度お店閉めてそれから近くに移転したらしいんだけど、京都が大好きでどうしても京都に住みたかったそうで、いつまでもできるわけじゃないから引っ越しを決意したそう。
今こっちに来て2年くらいらしいです。初めて知りました。
ボクの文章ではとても表現できないけどマダムとシェフの喋り方がとても優しくて暖かくてどんどん引き込まれた。
最後にマダムが頑張りましょうね!って言ってくれた。
お写真撮らせてもらったけど恥ずかしいからSNSにはあげないでくださいね笑。
って仰られてたのであげないです。
お店を出てからチャリータさん(マダム)も私もあんな風になりたい!ってずっと言ってた。
車の中で食べたマスカルポーネのブリュレ。
プリンみたいな感じと思ってたら そこにスポンジ生地とグレープフルーツが入っててこれホントに美味しかった!
時々大先輩たちのお菓子食べるとひっくり返ってもこんなお菓子作れないって思う時ある。
千葉のタマミィーユさんとかもそう。
ボクらの世代はありがたくもレシピに困らなくて沢山の本やインターネットからいろんなシェフのお菓子を作ることができる。
よくも悪くも似てる気がする。
ボクもまだまだお店やってて不安いっぱいあってこんな風にずっと長い事ケーキ屋さんやってきて、ご夫婦仲良くされてる人たち見るとなんだか泣きそうになってしまう。自分もこんな風になれるまで走り続けたい。
頑張ろ!って思いました!
ありがとうございます!
京都市中京区のリンデンバウムさんでした!
是非行ってみてほしいです!
ちょっと奥にありますので!